登場人物
- 山本祐一(34)
印刷メーカー営業職 正社員(勤続10年)
ローンの申し込みが終わって一安心。
最近とても気分が良い。 - 山本紗希(28)
医療事務 パート
外観も希望通り。
最近とても機嫌が良い。 - 中島(?)
不動産会社営業職
泉州生まれ泉州育ち。
相変わらず丁寧な説明だ。 - 高松(?)
電気屋さん
コンセントからエアコンまで、
電気関係はなんでもお任せ。
住宅ローンの本申し込みと電気関係の打ち合わせ
中島さんから連絡が来た。
電気配線の打ち合わせと同時に住宅ローンの本申し込みを行ないたいということだ。
次のお休みの日に以前にお話ししました電気配線の打ち合わせを行いたいと思います。
また、その際に建築確認が下りて無事に着工が出来ましたので、住宅ローンの本申し込みを行ないたいと思いますが、よろしいでしょうか。
次の休日、私たちは家族四人で関西ホームを訪れた。
はじめとのぞむはまたまたキッズルームに一直線だが、もう絵本は読みつくしたようで家から持ってきたおもちゃで遊んでいる。
中島さんは電気の専門業者、高松さんを紹介してくれた。
私たちは高松さんの細かな説明を受けながら、コンセントや電気の位置などを決定していった。
コンセントの数は後から増やそうとすると工費などがかかってしまいますので、生活スタイルを確認しながら決めることをお勧めします。
あと、エアコンの位置と室外機の位置はよく考えられた方がいいですよ。
エアコンの効きの問題とクロスを貼った時の印象にも影響します。
室外機においては、車が入らなくなったという事にもなりますので重要です。
私たちは間取り図を基に生活をイメージしながらひとつひとつ決めていった。
ガスファンヒーターをつけることを想定するとそうなりますよね。それでいいです。
以前決めて頂いているキッチンもアンティーク調でアイアンの把手がついたデザインをお選びになっていたので、揃えるとお洒落でいいのではないでしょうか。
オプションにはなりますが部分的にタイルを用いるのもお洒落ですよ。
その上で決定されるといいと思います。
こうして中島さんにアドバイスをもらいながら外壁デザインを決めていった。
だいたいのイメージはつくと思いますよ。
次に中島さんは住宅ローンの本申し込みの用紙を取り出し、私たちはそれに記入と押印をして中島さんから言われていた必要書類を渡した。
何も問題がなければ一週間ほどで結果は出ますので、出ましたらまたご連絡させて頂きます。
後日、中島さんはこの間決めた外観のCGパースを持ってきてくれた。
紗希の希望の『カフェ風なお洒落な感じ』という要望にほぼ見合った感じに仕上がっていて紗希は満足そうにしていた。
それから、住宅ローンの本申し込みですが、先ほど希望額での融資が確定したと金融機関から連絡がありました。
終盤頃に金消契約を行なって頂きますが、またその件については時期が来ましたらお伝えします。
さて、次はいよいよ上棟だ。
そして、上棟
上棟の日は現場監督や大工さんなどを紹介してくれるらしい。
『棟上げ(むねあげ)』と言ったりもしますね。以前は上棟式を行なう方もいらっしゃいましたが、今はほとんどされません。
こちらは、工事に関わった人が今後の工事の安全を祈願する会ですが、施主様が大工さん達にご祝儀を渡す事になり、費用もかかりますのでどうしてもとおっしゃる方以外は必要ないかと思います。
内装のクロスや玄関タイルですね。
また、内装工事が完了するまでには外部の水道と外構についても打ち合わせをして決定しなければいけません。
大工工事ってどれくらいかかるのですか?
その間に給排水や電気工事やサッシ・屋根・外壁の工事、設備機器の取り付けを行なっていきます。
こうして、私たちは上棟を迎え、私たちなりの上棟式で職人さんたちをおもてなしした。
次は内装の打ち合わせだ。
第十章へつづく。
生活を具体的にイメージして、コンセント等の配置を決めましょう!
もちろん、私たちもしっかりとアドバイスをさせて頂きますので、少しでも快適な家づくりを進めていきましょう!