第一章 持ち家が欲しい!
ある日、祐一は仕事から疲れて帰ると、妻の紗希から子供の騒音が原因の苦情にうんざりしていることを聞かされる。 そしてポストに投函されていた広告を手に紗希は一戸建ての購入を提案。 しかし祐一は支払いの不安などで却下するが……。
国税庁が毎年統計をとっている「民間給与実態統計調査」によると、
令和3年度、正規雇用の男性の平均年収は570万円、女性の平均年収は389万円でした。
国税庁(民間給与実態統計調査)
しかし、これは10代から60代までの働いている全年齢で算出した平均数値で、
これほどの年収を稼いでいる人は私たちが思っている以上にはいません。
実際に国税庁が調査した「給与階級別分布」でも、
男性では「400万円超え500万円以下」の割合が最も多くなっています。
その中で、結婚・出産、子供の成長を期に住宅購入を考える家族は多いのですが、
この年収400万円台で新築一戸建ては購入できるのでしょうか?
この物語の主人公も年収400万円台。
大阪府泉佐野市内に住む一家4人が一大決心の末、念願の新築一戸建てに住むまでのおはなし。
ある日、祐一は仕事から疲れて帰ると、妻の紗希から子供の騒音が原因の苦情にうんざりしていることを聞かされる。 そしてポストに投函されていた広告を手に紗希は一戸建ての購入を提案。 しかし祐一は支払いの不安などで却下するが……。
関西ホームに行くことになった山本ファミリー。そこにはベテラン営業マン『中島さん』がいた。 不動産に関しては何もわからない山本ファミリーが希望や疑問を投げかけながら、分譲地を見に行くことに…。
会社に戻ってきた山本一家は住宅営業のプロ中島さんに新築一戸建て購入に必要なお金について聞くことにした。とても細かい諸費用など、考えてもみなかった項目に驚く。
住宅営業のプロ中島さんに実際いくら借入できるのかを聞いた祐一。借入限度額の低さに落胆するが、中島さんはある提案をしてくれた。
B分譲地での建築を決めた山本一家。紗希の両親を連れて建築する号地を決めることに。 親の意見や営業の意見を聞いて決断した答えとは。
中島さんからの間取図を見てイメージが出来ていく祐一たちは、ここでの建築を進めようと土地の契約をすることに決定した。 土地の契約と同時に住宅ローンの事前審査も行なうことに・・・。
事前審査の結果が出た。果たして結果は? そしてついに間取りも決定、ついに建物の契約をすることに。
間取が決定し、建築確認の許可が出たのでついに着工! それまでに決定しておかなければいけないこと。
建築確認が下りたので、中島さんから住宅ローンの本申し込みをする事を告げられた。 本申し込みにも色々準備することがあり、上棟迄に決めておく仕様の打ち合わせを行うのだった。
内装クロスを決めることになった裕一たち。 部屋ひとつひとつ自分たちのイメージ通りに決めるのも楽しいけれど結構大変な作業に気づく。そして中島さんから金消契約の話を聞いた。
工事もいよいよ終盤。裕一と紗希は外構工事の打ち合わせを行うために現場に訪れる。 外構を考えるうえでの注意点などを教えてもらった。そして同時期に金消契約を行なう事に。
いよいよ工事が完了し、住宅ローンの実行に取り掛かる。 待ちに待った日を迎えた裕一たちは・・・。